進化する校友が大学の誇りです
2025年3月29日「半導体製造の基礎講座」実施
~日本初となる最先端テーマに対する校友会実施のリカレント教育講座~
「産業の米」と称される半導体は、スマートフォン、PC、自動車、家電、データセンター、AIなど、あらゆる電子機器やシステムに不可欠な基幹部品です。現代社会において、半導体なくしては経済活動も国民生活も成り立ちません。
今、技術立国日本の再興を賭け、経済安全保障、産業構造の高度化対応、イノベーション創出などの視点で動き出しており、世界最先端企業である台湾のTSMC誘致に成功し、ソニー、トヨタ、KIOXIA、NTT、NEC、デンソー、三菱UFJ銀行、三井住友銀行といった日本の主要企業8社が出資し、政府も巨額の補助金を投入して設立されたRapidus(ラピダス)は、現在の最先端である5nmや3nmをさらに上回る「2nm世代」のロジック半導体の国産化に挑戦を開始しています。
そのような状況下、今回その半導体分野に、それも大学卒業生組織として日本初となる、まさにファーストペンギンとして東京電機大学校友会が果敢にも挑戦させて頂きました。
一見無謀とも思えるこのチャレンジは、校友ニーズだけでなく社会的ニーズに反応した「変化へのいち早い適応」、「生涯学習社会への貢献」「日本技術力再興への貢献と人財育成」という成果への第一歩であり、実施にあたっては東京六大学から問い合わせが入る状況でした。
卒業生教授の専門知+校友ならびに校友人脈による実践知の威力
今回の講座内容(詳細は※参照)は、半導体基礎理論から、今後の市場トレンド、そして製造に関する3つの視点で構成しましたが、専門知として日々研究を続ける卒業生TDU教授であり校友会理事でもある本橋教授、全体コーディネートを牽引する卒業生教授三井教授、半導体メーカー出身の校友土岐氏、そして土岐校友と半導体メーカーで苦労を共にした方々によって構成することが出来ました。
まさに専門知と校友の実践知、世の中に貢献したいと言う熱き校友の想い、そして今まで実施した校友アンケートにより必ず上位を占める学習意欲が今回のリカレント教育を実現させたのです。
※募集チラシ
https://www.tduaa.or.jp/tduaa/wp-content/uploads/2025/02/Special-Lecture_Semiconductors2025.pdf
高い受講生満足度に確実な手応え
当初30名も集まれば・・・会場は200名までいけるが・・・・最終的に卒業生、在校生、そして一般企業の方々100名超の方々が参加いただくことが出来ました。
幅広くかつ高度な内容であったにもかかわらず、「ある程度理解できた」以上の方が93.8%、更に今回の内容を深掘りしたものを80%以上の方が希望される結果となりました。勿論、実践した故に得られるノウハウも数々入手することが出来ました。
校友会は進化を続けます
大手商社三菱商事は2027年度より、AIを駆使できない社員を管理職にしない方針を打ち出したのは記憶に新しいところですが、校友会は単なる親睦団体ではなく、「技術は人なり」の学びを受けた校友が常に進化し、母校貢献は勿論、社会に貢献し続ける集団として、今回のリカレント教育に限らず、常に進化する組織を目指していきます。是非、皆さんもどのような校友会活動をしていくかについて建設的な意見をお寄せください。お待ちしております。
【一般社団法人東京電機大学校友会の目的】
学校法人東京電機大学と緊密に連携を保持し、その発展に協力し、会員相互の親 睦研修と、教育、学術及び文化の発展に寄与することを目的とする。