母校支援

貴女の答えを見つける場に参加しませんか?(OGカフェ開店のご案内)

役立てて知る「技術は人なり」

縁あって30以上も年が離れている後輩から、「えっ、あの会社でもそうなんだ」と思うような相談がありました。

名前を聞けば誰もが知っているような大手建設業に勤務している彼女は、現場経験で今後この会社でやっていけるのかとの不安を抱えていました。詳細は控えますが、現場の力仕事が多い現状で女性社員の存在を快く思わない雰囲気や、トイレやシャワールームに至るまで彼女としてはショックな出来事が多々あったようです。

答えは別として、このようなケースでは「職場の上司や先輩には相談しにくい」「自分の考え方が甘いのではないかと言われるのではないか」など様々なことが脳裏を駆け巡るのです。そんな時に利害関係がない校友に話をすることで、彼女は頭の整理が出来て前を向くことが出来たようでした。

結婚、出産、転勤、子育て、仕事とプライベートの両立、スキルアップや学び直し・・・・・何が正解というより、自分で決める覚悟をサポートするだけで顔色が明るくなる。そして、その場で少しでも役立てた自分が成長する実感が出てくる。学生時代はピンとこなかった「技術は人なり」って、結局こういう事じゃないのかなと振り返ることが出来ました。

特に彼女が話の中で「安心して話す事って大切なんだなと思いました。「今度は私が後輩の相談に乗れるようにしたいです」といった時の笑顔が今年一番の充実感を私にくれたのです。

まだまだ理系出身の女性は苦労する環境がある

 「男女平等の世界で何が問題なのか?」とか「女性だから」という無意識の偏見は正直まだ聞こえてきます。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)や情報サービス産業協会(JISA)のデータによると、ITエンジニア全体に占める女性の割合は約20%、内閣府男女共同参画局の調査では、大学の理工系教員(講師以上)に占める女性の割合は、理学系で12.0%、工学系で9.0%(2025年目標)と、非常に低い水準にとどまっています。

これらの数値は、理系女性が職場やアカデミアで「ロールモデル」を見つけにくい状況を裏付けています。

レバテック株式会社が実施した女性エンジニアを対象とした調査(2023年1月)によると、7割以上の女性エンジニアが「家庭と仕事を両立し、働き続けたい」と考えていることが明らかになっています。そして卒業生の30%が3年で転職する時代に同調査では、約4割の女性エンジニアが転職活動中、または転職を検討中であると回答しており、これは全体の調査と比較して高い傾向にあるとされています。

そして、国策として理系分野の女性比率を高める動きの中で、我が母校も関東の4大理工系単科大学の中で女子学生比率は最下位なのですから、後輩や在校生が抱え込んでいる苦労も感じざるを得ないのです。

具体的な解決の場「でん☆ふぁみ」へどうぞ

「技術は人なり」の環境で学んだ私たちには、絶対の正解ではなくても「課題を一歩ずつ解決する覚悟」を促す場が作れるはずです。それこそが「でん☆ふぁみ」なのです。

この解決の場に、多忙な中で作れる時間内にオンラインで後輩のキャリア相談に乗っていただく、或いは、でん☆ふぁみ雑談会で後輩や在校生向けの勉強会のテーマを一緒に考えていただけないでしょうか?

勿論、このネットワークでは技術革新が速い私達の環境で「実践知」も共有できますし、世の中で今起こっている現実を共有することも出来るのです。校友会は貢献によって自らを磨くことを目的としたボランティア組織ですので、強制や無理な負担をお願いすることは致しません。

是非、皆さんが経験してきた実践知を分けていただけないでしょうか?100人いれば100通りのロールモデルがあるのであり、相手を思いやり寄り添う貴女には必ず進歩があるはずです。

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ホームカミングデー&旭祭にて「OGカフェ」開催~是非11月1日・2日東京千住キャンパスに遊びに来てください~

でん☆ふぁみでは、昨年に続き、東京千住キャンパス1号館1階電大ギャラリー(エントランスホール横)で「OGカフェ」を11:30~15:00の間、開催いたします。出入り自由、申し込み不要、女性卒業生とご家族、在校生を対象に「モヤモヤ・悩み解決」のカフェをオープンいたしますので是非お気軽にお立ち寄りください。協力頂ける方も絶賛募集中です。


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