母校支援

熱い夏に自己投資を考える

転職面接でびっくり?!

 最近、昨年5月からスタートした卒業証明等のコンビニにおける証明書発行サービス※の利用者は若年層だけにかかわらず、多くの卒業生が利用されています。利用目的の大半は「転職」ですが、最近の転職面接は様変わりしているようです。

ある卒業生の話ですが、成長著しい企業の人事面接で履歴書の内容を聞かれると思いきや「我が社では製品優位には自信があるのですが、顧客への訴求力が弱いのではと分析しています。特に品質保証部門を経験した経験がある貴方にとってどのような取り組みが必要だと思われますか?」と聞かれたそうです。

当人は「私は品質保証と言っても検査中心に実施していたので、マーケティングや営業方面の分野にはちょっと自信がないのですが・・・」と品質保証検査の話を回答としたのですが、結局その会社とは縁がなかったとのことでした。

実は後日談があり、その会社に勤務する知り合いから聞いたそうですが、その会社では品質保証部門、顧客サービス部門、営業部門等の連携が悪く、組織縦割りの弊害が社内で問題になっていたようでした。つまり社内にイノベーションを起こせるような人材を求めていたようなのです。

その話を聞いた時に、「しまった。品質保証に寄せられるクレームや顧客の声を原料仕入れ、設計、製造工程、営業の説明等に分類し、品質保証部門であろうとなかろうとお客様に支持されるという視点で部門間コミュニケーションの必要性を語るような回答を期待していたに違いない」と悔やんだそうです。

言われたことを黙々とこなすか、様々な視野で最適解を探すかは、自己投資・学習習慣の差が大きく影響することに気づくことになるのです。いつのまにか会社生活に慣れ「ゆでがえる」になってしまっていたのかもしれないのです。

※東京電機大学コンビニ証明書発行サービス
https://www.dendai.ac.jp/about/campuslife/office/office/alumni_certificate.html

社会人になって学習するのはメリットだらけ

コロナ禍は一気にビジネス環境を変革しました。今やDXをICT化と言う人はいないでしょうし、連日の猛暑で温暖化ではなく「地球沸騰」が言われる中、GXを知らない人が少なくなりました。

大手企業はメガバンクですら終身雇用制度を廃止し、少子高齢化の中で生産性向上が必須となる中で、日本政府は昨年「リスキリング」を政策の大きな柱としました。

一方、医療の世界でも10数年前まで20代をピークに脳細胞は減るだけが常識でしたが、何歳になっても脳は進化・成熟することも解明されてきました。

極端な言い方をすれば、学習習慣があり常に脳を使う人は、キャリアパスでも成功する確率が高く、高齢者であっても痴呆になる確率が極めて低い傾向にあることは既に常識化しているのではないでしょうか。

「技術は人なり」を理解する我々は、人格の陶冶を磨き続けるには、謙虚でかつ素直に新しいことを学習していくことが、周囲から必要とされる要件であることを理解できるはずです。

母校の社会人教育も常に進化しています。(是非一度覗いてみてください)

1.「実践知」プログラム

我が東京電機大学では、工学部第二部(夜間部)社会人過程を進化させた4つのコースを開設し、受講生から好評を博しております。

①更なるキャリア・4年制:大学東京電機大学社会人過程

②現場で役立つ1~2年制:実践知プログラム(履修証明制度)

③専門分野を磨く半年間:科目等履修生制度

④特定技術を集中学習1か月:機械・電機電子・情報の3テーマ集中。

詳しくはこちら。2024年にトライしてみませんか?

工学部第二部(夜間部)社会人課程 ※東京電機大学のウェブサイトへジャンプします。
https://phronesis.dendai.ac.jp/

2.国際化サイバーセキュリティ学特別コースCySec

この世界では有数の社会人向け履修証明プログラムであり、年々人気が高まる時代要請に最新の知識ノウハウで応えるものです。

詳しくはこちら。2024年前期は11月末募集予定です。

国際化サイバーセキュリティ学特別コース
https://cysec.dendai.ac.jp/

今後、母校も時代の先端を支える社会人向け教育を充実していく方向ですので是非皆さんも学習習慣・リスキリングにチャレンジしてください。

東京電機大学校友会では、卒業生の進化と母校の発展に資する情報を今後もどんどん発信してまいりますので、ご意見・ご要望も是非お寄せください。