母校支援

感謝「552名の校友の声を聴く」

校友の皆様にあらためて感謝!

9月に実施いたしました校友アンケートには、多くの卒業生から貴重な回答をいただきました。ご協力をいただきました方々におかれましては、心より御礼申し上げます。

コミュニケーション改革の一環として、昨年10月にホームページおよびメールマガジンのリニューアルを行い、この年末に、初めて行った「校友会アンケート(定量調査)」を報告できることは同慶の至りです。

全体として、以下に示させていただきます通り「東京電機大学卒業生は母校が大好きで技術は人なりが身についている素晴らしい方々」であることが改めて把握できました。

【主要なアンケート分析ポイント】
1.母校愛は顕著(母校を誇りに思いたい73%)
2. 校友会活動協力姿勢は明確(協力したい71.2%、マジ雑100%)
3. コミュニケーション量増大は実感。(実感73.2%、更なる有益情報期待大)
4.「技術は人なり」「真面目」を実感する人脈構築、学び直しにニーズ大。
5. 校友イメージは「高齢化組織」「人脈が広がりにくい」
6.若年層・中堅層は会議・イベントの実施方法に壁
7. 自由記入に90%が記入。校友会への期待の高さが伺える。

今回は上記のポイントを中心に集計結果を報告いたします。

尚、自由欄に記載された叱咤激励、アドバイス、ご要望を全ての理事が目を通させていただいており、今後の校友会活動に活かしてまいります。

アンケート実施概要

実施期間 2022年9月27日~10月7日
対 象  メールマガジン会員 約9,400名
実施方法 電子による調査(アンケートフォームを利用)
有効回答数 552名(回答率 5.9%)

1.母校愛は顕著

東京電機大学を卒業したことについて、「誇りに思いたい」40.9%、「割と当てはまる」32.2%、「どちらかでもなく」20.3%、「あり興味がない」3.8%、「興味がない」2.7%となりました。前向きな回答を合わせると73.1%がプラスの回答を占めました。

2.校友会活動への協力姿勢は明確(涙・・・)

今後の校友会活動への協力について、「時間に許す範囲で可能な限り支援したい」30.3%、「寄付等時間が拘束されない範囲かつ可能な範囲で協力したい」29.7%、「なんとも言えない、わからない」27.2%、「可能な限り積極的に支援したい」11.2%、「協力はできない」1.6%となりました。全体として71.2%の方から前向きな回答をいただきました。

3.コミュニケーション量増大を実感

ウェブサイトのコンテンツの充実、メールマガジンの配信により、「以前に比べて情報発信され始めていると思う」42.2%、「以前に比べ情報発信されているが、更なる有益な情報の提供を期待する」31%、「以前とあまり変化はない」13.8%、「よくわからない」13%となりました。今後も更なる有益情報に期待をもっていただいていることがわかりました。

「技術は人なり」「真面目」を実感する人脈構築、学び直しにニーズ大

若年層が求める事業活動は、在学生の就職支援、転職支援、学び直し、人脈構築に集中し、スキルアップ、大学先端研究など大学と一体となった情報を求める声が多くなりました。


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5. 校友会イメージは「高齢化組織」「人脈が拡がりにくい」

年代別に回答者数の構成比率を比較すると、どの世代でも「高齢者の多い組織である」と感じているものの、敷居の高さについては若年層がより強く感じていることがわかりました。


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6.若年層・中堅層は会議・イベントの実施方法に壁

各年代で興味の高い項目は、生涯教育・スキルアップ情報、在学生支援、最先端研究情報があげられました。また、若年層にフォーカスすると、生涯教育の他に、業界情報の要望が高くなりました。この数年はコロナ禍の影響もあり、対面形式でのイベント関連は実現しにくい状況でしたが、オンラインコミュニケ―ションの基盤構築により、顔を見ながらの会話を実現させ、コミュニケーションが途切れない仕組みが整いました。


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7.校友会への期待の高さが伺えた自由記入欄

自由記入欄へは、回答者の90%にご記入いただきました。全コメントは掲載できませんが一部を抜粋し、ご紹介します。

【20代の方から寄せられたコメント】

・オンラインミーティング(雑談会)を月一くらいで行えば人が増えるのではないかと思う。その話し合いした内容をサラッとした文章でメルマガとして発信したらよいと思う。(参加した人が交代交代で発信するのも面白そう。文字にも人格が表れるため、どんな人が電大を卒業したのか雰囲気がつかめると思う)参加する人はなにか目標か悩み事を持っているから、それを解決できるようなアドバイザーとしてベテランOBやOGに相談や愚痴などもやもやした何かを言葉にできる環境が欲しい。

・大学生活の4年間お世話になった母校なので、なにかしらの貢献が出来たら良いなと思っています。技術的な支援というよりかは、在学生向けの就職支援や社会人としても心構えとか、そういった分野で携われたらなとは思っています。

【30代の方から寄せられたコメント】

・ゲームやマンガの分野で活躍する卒業生が集まれば少しは若手参加に繋がるのではないかと思います。校友会の会誌が定期的に自宅に届きますが、可能であればPDFなどの電子データでの配布が出来れば嬉しいです。

・以前、校友会のイベントに参加したことはあるが同世代は全く出席していなかった記憶。新規の人脈開拓にはなるが、同窓と再開するという目的は達することができなかった。その為、いっそのこと転職支援やキャリア相談など、別の目的でイベントを開催すれば集客が見込めるのではないかと思う。自分を含め、そうした情報を求めている同世代は多いです。

【40代の方から寄せられたコメント】

・2度の転職で三社目ですがどんどんOBが少なくなり(分からなくなり)今はいるか分かりません。ちょっとしたことですが知り合いがいると少し安心できる部分もあるので校友会の活動に期待しますし、自分も何か出来たらいいなとも思いました。

・私は昨年ふと思いつきネットで調べて入会しましたが、それまで校友会について知る、あるいは思い出すきっかけはほぼなかったと思います。卒業してすぐの頃から継続してコンタクトポイントを持ち続けるような施策があるとよいのかと思います。

【50代の方から寄せられたコメント】

・校友会についてできるだけ広く応援したいと思いますが、同級生や直近の先輩・後輩との繋がりが希薄なため、あまり広がらないのが現状です。繁忙期等日々の仕事に追われている時もあります。できるだけ協力したいと思う気持ちはあります。

・この秋からCySecに通うことになり、不思議な縁だなと感じています。学部の再編成、神田から北千住へのキャンパス移転で別の大学になってしまった感覚を受けます。もし校友会の皆様からの情報発信があれば、今後より良い可能性があるのではないかと思います。

【60代の方から寄せられたコメント】

・新キャンパスをまだ訪れる機会がなく昔の神田錦町のイメージしかありません。改めて新キャンパス、研究室の紹介をしていただけると嬉しいです。

・日々生まれる新技術を身の回りで生かすために気軽に相談できる場が現在見当たりません。ネットでは発信者の一方的な情報の為活用ができずに諦める事が多いので対話的に学べる場があると良いと思った。

【70代の方から寄せられたコメント】

・校友会は老人クラブとなりつつあります。卒業したての人等、情報を公開しても良い人,Facebook、LINE等のSNSも活用し電大のネットワーク作りをしてもらいたい。

・モノづくり全体を俯瞰した取り組みのスキルを学ぶ機会があれば良いと思います。個々の技術がモノづくり全体にどう活かせるかの学びも必要かと思います。例として工程設計。

【80代以上の方から寄せられたコメント】

・時代は刻々と変わりつつあります、若い人たちの活動を取り入れて先手先手を打ち乗り遅れないようにお願いいたしたいと思います。

・卒業生のネットワーク作りを効果的に行うために、就業時および社会活動への参加時等に活用できる、有効な情報の公開について検討をお願いしたい。

年代ごとに校友会へ求める内容も様々でしたが、中でも有益な情報や交流の場を求める声が多くみられました。皆様から頂戴した貴重な声をもとに、今後も多様な情報を提供し、校友会を活性化させていきたいと考えていますので、みなさまのご協力をお願い申し上げます。