母校支援

宮城県支部の熱き挑戦!【後編】

前編では、役員が一新され決意を新たに支部活性化に向けて出発したお話をご紹介しました。後編では、本格的に走り始めた活動内容をご紹介します。 前編はこちら

全国支部長会への出席。宮城県支部の活動状況を紹介(於:千住キャンパス)

2023年11月18日土曜日、2023年度第2回全国支部長会に出席しました。この日の議題に、『地方支部における取り組み事例発表』があり、新潟県央電機会の井口会長が発表し、宮城県支部からは私が、新体制になってからの1年間の活動状況を紹介させていただきました。

宮城県支部の活動報告ならびに今後の活動予定に加えて、長い間、東北電力企業グループを中心に校友会を牽引してきた歴史があり、県内の他企業にも卒業生がいるにも関わらず、なかなか交流できていない状況も報告しました。

また、県内会員の年齢構成をみると、各年代でほぼ均等に存在している一方で、継続的な支部活動のためには、20~40代の会員にも積極的に参画してもらわないと、支部活動が衰退してしまう恐れがあることもお伝えしました。

会議後のグループ討議や懇親会では、全国の支部長と交流しましたが、人脈が広がっただけではなく、右も左もわからない新米の支部長にとって、今後の活動の広がりにも期待が膨らみ、気持ちが少し楽になりました。

また、今回の活動状況発表で宮城県支部の3役が少しだけ若返ったこともあり話題性があったのか、懇親会の席上でブログの執筆を本部より依頼され、こうして掲載されることになりました。


発表中の様子

酒蔵見学会には総勢20名が参加(於:仙台市内)

2023年11月15日土曜日、休日にもかかわらず、支部会員17名と校友会本部からは上西理事長、相原副支部長、金総務委員会委員長の3名を含む総勢20名に参加いただき、旧仙台市内にある唯一の酒蔵『森民酒造本家』の見学会および昼飲み懇親会を実施しました。

数年ぶりの対面イベントの開催で、ご参加いただいた支部会員は、1963年(昭和39年)卒から2000年(平成12年)卒までの幅広い年代層となりました。

仙台駅東口に、校友会の旗を目印に集合。初対面の会員もいたため最初はぎこちない雰囲気が漂いましたが、所詮は学校の先輩後輩同士。すぐに打ち解け合い、懇親会では自己紹介や近況報告などを交えつつ、良い雰囲気の中でイベントを終えることができました。

来年(2024年度)は、総会が行われる年です。今回以上に楽しく盛り上がれるイベントの企画を用意したいと考えています。頭を悩ませることになりますが、一工夫加えながら、会員の皆さんが出席してみたくなるような『総会+イベント』を目指していきたいと考えています。


酒蔵見学会

宮城県支部だより(冬号)の発行

2023年12月19日、前述の酒蔵見学会・懇親会の様子について、宮城県支部全ての会員が共有できるようにするため、宮城県だより(冬号)を発行しました。

支部だよりの宛先住所は校友会から提供いただいている情報を活用していますが、卒業時実家の住所がそのまま登録され続けているケースも見受けられ、転勤や結婚等により直接本人に届かない可能性が考えられます。

本人へ出来るだけ迅速に届くように、今回の支部だよりは、帰省で実家へ戻る方々のタイミングを考慮し、12月中旬までに登録されている住所に発送しましたが、効果は未知数です。

一人でも多くの会員が宮城県支部の活動を知ることで、どのくらいの人が親近感を持ってくれるのだろうかと考えると、期待を持たずにはいられません。


2023年冬号(jpg)

今後の校友会の在り方について(所感)

この2~3年は、宮城県支部として会員の皆様により一層ご注目いただけるように『投資の時期』と位置付け、イベントの実施およびその成果を積極的に発信していくことを基本方針と考えています。

しかしながら、校友会の魅力、存在意義を適切に伝え、共有してもらえないと、会員の皆さんの興味を引くことは難しいでしょう。単にイベントを開催し、懇親を図るだけでは十分ではありません。

会員一人ひとりが社会で活躍している中で、様々な場面で壁にぶち当たり、仕事の悩み、家庭の悩み、転職の悩みなど、相談ごとを抱えていることもあるでしょう。そんな時、「校友会の先輩方へちょっと聞いてみようかな…」と思える校友会でありたいのです。若手の価値観も変化し、校友会から離れる傾向が進む中、どのようにして魅力的な校友会へと生まれ変わるかが一番の課題です。


宮城県支部(3役)のご紹介PDF

特に地方の校友会支部は、関東圏に比べて会員数も少なく、限られた予算の中で活動していく難しさがあります。今後は本部からの活動費用の支援や、支部長を含む組織力を強化していく必要があります。現在、小規模な地方支部が増加している中、近隣県支部との結束と運営上の連携強化も重要になります。

まずは、年代を問わず会員が繋がっていることが重要です。会員に対して支部役員になること匂わせるアプローチは避け、総会やイベントに「ちょっと顔を出してみようか…」と思えるような雰囲気作りと、絶えず情報を発信し続けることが肝要だと意識して活動をしています。

また今後は、
・若手の視線から見たSNSの活用
・電大の研究室や教授との連携を支部が手軽に活用できる仕組み
・地元の高校、高専、および地元企業との関わりを活動範囲に組み込みつつ、『地域密着型の支部校友会』の形成
といったことを構築することで、今後の校友会の価値向上に繋がると考えています。

今後も、校友会本部との連携を強化しながら、校友会の理想を追求し、電大および校友会の発展に寄与できればと考えます。引き続き、関係者の皆様からのご指導、ご支援をお願いいたします。

最後に、今回紹介した宮城県支部の各活動内容については、校友会HP宮城県支部に掲載しています。是非HPをご覧いただき、皆様からのご意見などをお寄せいただければ嬉しく思います。

また、出張、旅行で仙台へお越しの際は、宮城県支部校友会へお声がけ下さい。仙台市内周辺のご案内など、可能な範囲で対応させていただきます。これも校友会の存在価値の一つではないでしょうか。お待ちしています。

いつかどこかで皆さまとお会いできることを願いつつ、ご安全にお過ごしください!

1989年卒業
工学部第一部電気工学科
千葉 耕助

関連リンク

校友会HP宮城県支部へのリンク
https://www.tduaa.or.jp/branch/location/miyagi/

宮城県支部宛のメール
tduaa.miyagi@gmail.com