母校支援

2022年新年のご挨拶

校友の皆様、新年あけましておめでとうございます。

一昨年3月新型コロナウイルス対策特別措置法が成立して以来、約2年が経過し、ドラッグストアにマスクが常時入庫待ちとなり、アルコール除菌グッズが飛ぶように売れたのが既に過去の記憶に入りつつあります。

この間、人類はワクチンだけでなく未知のリスクに対して、非対面でのコミュニケーション、高度化したカメラとセンサー更にその入手した情報をAI処理する無人コンビニなどに代表される技術を進化させています。さらに最近では顔認証とクレジットカード情報を連動させ、スマートフォンすら不要となる入場から決済までを「完全に手ぶら」で完結できる新宿住友ビルにある「DIME LOUNGE STORE(ダイムラウンジストア)」も登場しました。

これらは、ほんの一例であり、少子高齢化の環境、そしてコロナ過で加速した技術ですが、そこには必ず「人に対する思いやり」と「得意分野で連携する」形態が如実に成果を生み出していると思うのです。

「こうしたら労働環境が良くなる」「もっと世の中が良くなる」等が発露である人への思いやりは、技術は人なりを理念とする東京電機大学卒業生は簡単に理解できると思うのですが、もう一つ大事なことは「連携が世の中を加速させる」ことだと思っております。

先程紹介した「DIME LOUNGE STORE(ダイムラウンジストア)」は、通信販売ではなく手に取って本を見たいというお客様の希望、人件費も削減したい、万引きのリスクも回避したい本屋さんのニーズ、それを小学館、ジュンク堂書店、そしてそれをセキュリティーソリューションのセキュア、博報堂が連携してトライしました。

今年は校友連携が新たな進化をする年へ

昨年来より、対面の機会が減少し従来の校友会活動とは様相が一変しましたが、逆に東京電機大学らしくHPのリニューアル、メールマガジン配信、Zoomオンラインの貸し出しなどICT推進を加速することが出来ました。

本年は会勢拡張の実効性に大きく舵を切り、様々な施策を講じていくつもりです。その柱として、校友同士の連携、校友と在校生の連携、校友と母校の連携を強化して、新たな知が創造できる年にしたいと思っています。

既に校友会事業を検討する委員会では、在校生に対する就職支援はもとより、校友の知識・スキルを活かせる校友会ならではの企業ネットワーク構築による転職支援なども検討を開始しており、若年層であればキャリアアップに必要な知識・スキルの向上支援、高齢者であっても生涯現役として培ったノウハウを活かせる機会の創出など、まさに連携によって新たな知を創造していけるのではないでしょうか。

当会の存在意義を示す定款の目的を上記にあえて示しますが、母校の発展に協力することはもとより、人生100年時代の会員相互の親睦研修を通じて、東京電機大学出身であることの誇りを胸に、社会に貢献していく姿を実現していきたいのです。

その為にも、皆さんの校友会活動へのご理解を頂けるよう我々も粉骨砕身努めてまいりますので、引き続きご支援・賛同・ご協力のほどお願い申し上げて新年のご挨拶とさせていただきます。

一般社団法人東京電機大学校友会
理事長 上西 栄太郎