母校支援

今こそ自分を磨く~Let’s develop oneself

なぜ自分を磨くのですか?

「貴方はどんな人になりたいですか?」と聞かれた場合、人それぞれに答えがあると思います。一方、ちょっと疲れている時でなければ、多くの人が「自分を磨いたいですか?」と20代~30代の方に聞くと「はい」と答えられます。

では、なぜ自分を磨きたいかを考えた時には、ビジネス最前線で頑張る人たちは「キャリアアップ」の為とか「人格力の向上」の為とか浮かぶと思います。例えば、人格力とは、端的に言うと、他者と信頼関係を築く能力のこと。皆さんもご存知の方が多いと思いますが、スティーブン・R・コヴィー氏による名著『7つの習慣』では、ウソをつかないこと、公平であること、他者を受け入れることなど、「人として当たり前のモラル」を徹底することで人間関係が充実し、長期的な成功につながりやすくなると書かれています。これって、まさに東京電機大学教育・研究理念である「技術は人なり」そのものだったりします。

では、どうすると効率よく自分を磨けるのでしょうか?校友会事務局のおじさん達は、若い頃に「もう少しこうやっておけば良かった」と後悔すると同時に今からでも遅くないと自分に言い聞かせているものです。かといって座禅するのもちょっと・・・

コロンブスの卵?「人の役に立つ」

世間で自分を磨くというと、いずれもその通りのことなのですが「専門的スキルを学ぶ」「本を読む」「アートに触れ感性を鍛える」など多くの示唆があります。

その中で、最近特に注目されているのが、「人の役に立つ」なんです。これを説明するのに、最初に「プロボノ活動」について簡単にご説明します。

「プロボノ活動」はもともとアメリカやイギリスなど社会貢献の意識が高い先進国で始まりました。プロボノとは、ラテン語の「pro bono publico」を語源とする言葉で、「公共善のために」という意味です。会社で働き始めると、日々の業務の中で専門的な経験や知識が蓄積されていきます。そのようにして得た自分のスキルを使って、無償の社会貢献をするのがプロボノです。

最近では、スマホ操作に慣れている大学生が、コロナワクチンの予約を高齢者の代わりに取得した事は記憶に新しいと思います。専門性というより、自分の持っているスキルを人の為に使うと、その人自身のスキルも更に向上することがわかっています。後日談ですが、ボランティアの学生はその後、高齢者の見守り用にタブレットでのZoomミーティングを教え、学生自体のITリテラシーも格段と向上したそうです。

もう一つ、人の役に立つマインドに加え、教える効果について米国国立訓練研究所が発表した「ラーニングピラミッド」の考え方です。アクティブラーニングの効果は皆さんもご存知と思いますが、教えることで学習効果は高くなるのです。

つまり、人の役に立つ、人に協力することはマインド的に自分を磨くことは理解していますが、それをボランティアとして役立てることが結局自己啓発に繋がる=人の役に立つ事は自分を磨く=となる訳なんです。

校友会はボランティア組織です

校友会というと一部の人が集まり絆を深める組織では?高齢者が多いのでは?などの印象があるかもしれませんが、老若男女東京電機大学の卒業生が絆を深め、大学・在校生、そして校友同士を高めあうボランティア組織なのです。

自分の生活スタイル、自分の貢献できるものに合わせて研鑽しあうのが校友会です。例えば、地方に勤務して人脈がない場合に先輩が人脈を紹介する、大学の研究で情報セキュリティ関連の実態調査アンケートに協力する(その集計結果を知る)、在校生の就職に関してオンラインで自身の経験や業界のことを教える(意外と自身の業界を正しく伝えるのは良い勉強になります)、SDGsジェンダーの平等として、女性が実社会で活躍する時のコツを伝授する等々様々な貢献の機会提供を校友会も考えています。

例えば、最近ではSNSで校友会活動を広く喧伝したいと思っており、FBやTwitter、LinkedInで校友会活動を情宣してくれる協力者を求めています。もしここまで読んで「自分の空いている時間で協力しても良い」という方がいらっしゃいましたらご一報ください。

東京電機大学校友会は「技術は人なり」の真の精神をベースに、校友が様々な場面で活躍することを目的に存在していますので、是非様々な形で校友会のご支援のほど宜しくお願いいたします。

東京電機大学校友会
https://www.tduaa.or.jp/